開発の経緯
輸送中の温度は、医薬品の品質を守るうえで欠かせない記録です。でも、測ろうとすると現場ではいくつもの壁にぶつかります。
医薬品の梱包は、化粧箱・中間箱・大箱と製品に合わせて設計されています。その中に、温度ロガーを入れる場所は普通ありません。場所を作れたとしても、すべての箱にロガーを入れるわけではありません。
そこで、製品と同じ大きさの箱に「温度ロガー在中」と書いて一緒に運ぶ方法がとられることがあります。けれども、もしその空の箱――製品の入っていない、ロガーだけの箱――が誤って実際の流通に乗ってしまったら、大きな問題になります。
Mapping Box は、この問題を解決するために生まれました。製品の箱とはっきり違う大きさにして取り違えを防ぎ、箱の中の緩衝材の量を調整するだけで、品温のシミュレーションや輸送バリデーションなど目的に合わせて使える、現場向けの道具です。